
JR東日本が運営するインターネット予約サービス「えきねっと」がリニューアルし、2021年6月27日から新しいサイトへ移行した。それから約2カ月が過ぎ、筆者も何度かきっぷの予約・購入で利用した。使い方にもある程度は慣れ、リニューアルのポイントや方向性がいくつか実感できたので、まとめてみる。
クレジットカード決済のタイミングが変更
最大の変更点はクレジットカード決済(支払い)のタイミングだ。以前はえきねっとで紙のきっぷを買う場合、できることは「予約だけ」だった。決済は乗車前、駅の券売機などできっぷを受け取る際に行われていた。
これには利用者にとって都合が良かった点もある。座席指定を伴わない乗車券や自由席特急券を予約した場合は、実際に受け取らなければ自動的に取り消しとなり、支払いの必要がなかった。
それがリニューアルにより、クレジットカード払いなら予約が確定してすぐに決済を行わねばならなくなった。これは航空会社などにも同じ方法があり、特に珍しくないやり方だが、えきねっとにとっては大きな変化だ。予約時点での決済に抵抗がある人は、今回のリニューアルで新たに導入された「コンビニ払い」などを選択することはできる。
また、決済のタイミングが変わったことで、シニア向け会員サービス「大人の休日倶楽部」の会員割引を利用する際に手間が増えた。クレジットカード決済が予約時になったため、そのタイミングで会員ナンバーも打ち込まないといけない。以前は駅でのきっぷ引き換え時に、会員証兼クレジットカードを使って決済するだけでよかった。
「QRコード」で便利に
一方で進歩したのは、えきねっとで紙のきっぷを予約…
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