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使ってみた5G対応「新iPad mini」格段に操作性アップ

石野純也・ケータイジャーナリスト
握りやすいサイズ感のiPad mini。ホームボタンがなくなり画面サイズが広がった
握りやすいサイズ感のiPad mini。ホームボタンがなくなり画面サイズが広がった

 アップルは、デザインを一新した第6世代のiPad miniを9月24日に発売した。iPad miniは小型で持ち運びやすいタブレットとして人気のシリーズ。片手で握れ、電子書籍を読んだり、寝転んで映像を見たりするのに最適な端末だ。

 第6世代は、これまであったホームボタンをやめ、iPad ProやiPad Airと同じく全面がディスプレーのデザインを採用した。この端末を試用できたため、そのレビューをお届けする。

画面全体がディスプレー

 サイズ感は約2年前に発売されたiPad mini(第5世代)から大きく変わっていない。手の大きな人なら、片手で握れて持ち運びやすい。移動中にも立ち止まって使うことが多い人などには、もっとも操作がしやすいiPadと言えるだろう。

 しかも、第6世代は高速通信規格の5Gに対応した。5Gに接続した時にはビデオ通話アプリのFaceTimeなどの画質が大きく上がる。iPhoneと違って電話機能はないが、FaceTimeやLINEなどを利用すれば、電話に近い使い方もできる。

 ディスプレーが本体いっぱいに広がったことで、映像の迫力は前の世代までのiPad miniより増…

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ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。