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高級家電バルミューダ「曲線スマホ」は成功するか?

石野純也・ケータイジャーナリスト
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バルミューダのスマホ「BALMUDA Phone」(左)。右のiPhone 13 Proと比べると小ささが際立つ
バルミューダのスマホ「BALMUDA Phone」(左)。右のiPhone 13 Proと比べると小ささが際立つ

 パンがおいしく焼けるトースターや、自然の風を再現した扇風機などの高級家電を手がけるバルミューダが、スマートフォンを開発した。名前は「BALMUDA Phone」(バルミューダフォン)。11月17日から予約を受け付けており、26日に発売する。価格は10万4800円。

 バルミューダ自身が販売するほか、大手通信事業者ではソフトバンクが独占販売する。端末の特徴を見るとともに、ソフトバンクの販売戦略への寄与を考えたい。

よく使うアプリは自前で作成

 バルミューダが目指したのは、既存のスマホにない端末の開発。画面サイズの大型化が進むなか、あえて4.9型の小さめのディスプレーで持ちやすさを重視した。

 最近は直線的なデザインの端末が多いが、ディスプレーのガラスも含めてカーブさせ、曲線だけで本体を作り上げたのも特徴だ。正面からはごく普通のスマホに見えるが、丸みを帯びたデザインで、手に取ってみると印象が大きく変わる。

 スケジュール管理、電卓、メモ帳など普段よく使うアプリはすべて自前のデザインで作り上げた。こうした使い勝手を重視しているのも、BALMUDA Phoneの独自性だ。

 ただ、懸念は価格が10万…

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。