経済記者「一線リポート」

ロボットが跳んだりはねたり VR就活の不思議空間

池田美欧・毎日新聞経済部記者
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明治安田生命保険の本社エントランスが再現された仮想空間で、会社説明を受けるロボット姿の学生たちが映し出された画面=池田美欧撮影
明治安田生命保険の本社エントランスが再現された仮想空間で、会社説明を受けるロボット姿の学生たちが映し出された画面=池田美欧撮影

 明治安田生命保険の本社エントランスにはロボットたちがずらりと並び、担当者の会社説明に耳を傾けている――。これは近未来の話ではない。同社が8~9月に実施したインターネット上の仮想現実(VR)空間を使った学生向けのインターンシップ(就業体験)だ。

 新型コロナウイルス禍で、対面型のインターンや面接は困難となり、各企業はオンラインを使った採用活動に工夫を凝らしている。明治安田生命は今年のインターンで、学生たちにVR上でロボット姿のアバター(分身)として参加してもらうプログラムを用意した。

スマホやパソコンで仮想空間に集合

 2016年の毎日新聞入社前にインターンに参加したことのある記者(27歳)は、明治安田生命にお願いして、学生たちからは見えない設定となっている社員用のアバターとなって、VRでのインターンの様子をのぞかせてもらうことにした。

 専用のアプリをダウンロードし、事前にメールで送られてきたURLからIDとパスワードを入力してログインすると、パソコンの画面上にVRの世界が広がる。ロボットの頭の上には参加者の学生の名前が表示されており、スマートフォンやパソコンで自らのアバターを操作することができる。

 インターン開始前は…

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池田美欧

毎日新聞経済部記者

1993年ドイツ生まれ。2016年入社。佐賀支局を経て2021年4月から東京経済部。佐賀支局では陸上自衛隊オスプレイ配備計画や介護や障がい者支援などをテーマに取材した。東京経済部では主に生損保や銀行を担当している。