人生100年時代のライフ&マネー

投資ビギナーのための「正しい知識をタダで学ぶ」方法

渡辺精一・経済プレミア編集部
  • 文字
  • 印刷
 
 

 コロナ禍では若い世代を中心に投資への関心が高まった。収入減に直面し、家計不安から「資産形成が重要」という意識が広がっている。だが、具体的にどうすればいいか悩んだり、自分の方法が適切かと不安になったりする人もいる。そこで、投資初心者が、お金について「正しい知識をタダで学ぶ」方法を紹介したい。

お金の情報「ネットで」が主流

 日本証券業協会が2021年7月に行った調査では、実際に投資を行っている人でも金融教育を受けたことがあるのは15%とわずかだ。多くの人はお金に関する知識を何から得るのだろうか。

 フィデリティ・インスティテュート退職・投資教育研究所は10年から資産形成をテーマに1万人規模の調査を行っている。

 お金の情報の入手先は、従来「テレビ情報番組」が多かったが、19年からは「金融機関のサイト」がトップで20年は15%。「SNS」も急上昇し20年は9%、特に20代は23%とダントツだ。「コストをかけず、ネットで調べる」が主流になっている。

 ネットの情報は玉石混交だ。個人投資家が体験をつづる人気ブログなど有益なものもあるが、誤った内容も少なくない。「必ずもうかる」と持ちかけたり、高リスク商品に誘導したりするなど怪しいものもある。初心者は情報が正しいかどうか判断するのも難しい。

 どうすればいいか。正確な情報源にアクセスし、基本を身につけるのが王道だ。

 投資を始めたい人にとって、入り口となるのは少額投資非課税制度「NISA」と個人型確定拠出年金「イデコ」の二つ。ともに手厚い税優遇策がある。

 NISAについて知るなら、まず金融庁の「NISA特設ウェブサイト」をのぞいてみよう。金融庁と…

この記事は有料記事です。

残り1302文字(全文2000文字)

渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。