クルマ最新事情

新型Zに軽EV「東京オートサロン」今年の見どころは?

川口雅浩・経済プレミア編集長
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日産自動車が2021年8月に発表した米国仕様の新型Z=同社提供
日産自動車が2021年8月に発表した米国仕様の新型Z=同社提供

 自動車の祭典「東京オートサロン」が1月14~16日、千葉市の幕張メッセで開かれる。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、オンライン開催となった。リアル開催は2年ぶりとなる。

 新春恒例の東京オートサロンは世界最大級のカスタムカー(特別仕様車)のイベントとして知られる。近年は大手自動車メーカーが東京モーターショーだけでなく、東京オートサロンに合わせ、話題の新モデルを発表するケースが増えている。

 東京オートサロンは東京モーターショーよりも、クルマを趣味として楽しむ要素が多い。今回、クルマ好きの心をとらえるクルマは何だろうか。

 前回2020年の東京オートサロンでは、トヨタ自動車が豊田章男社長肝煎りの高性能スポーツカー「GRヤリス」を世界で初公開し、クルマ好きの関心を集めた。

気になる新型Zの販売価格

 今回の注目株は、満を持して登場する日産自動車の新型「フェアレディZ」だろう。日産は新型Zのプロトタイプ(試作車)を20年9月に発表。米国仕様のZを21年8月にニューヨークで公開し、米国では22年春に発売するが、日本向けのフェアレディZの発表は今回が初めてとなる。正式な発売時期や、気になる販売価格なども明らかになる見通しだ。

 フェアレディZは日産にとって、GT-Rと並ぶイメージリーダーカーだ。1969年に初代が登場したZは、比較的安価な高性能スポーツカーとして日本だけでなく米国で大ヒット。70~80年代、世界中に日産ファンを増やした。

 ところが日産は90年代後半に経営不振に陥り、コストカットを進めた当時のカルロス・ゴーン社長が00年に4代目Zの生産を打ち切り、一時絶版となった。

 その後、日産はV字回復を遂げ、…

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川口雅浩

経済プレミア編集長

1964年生まれ。上智大ドイツ文学科卒。毎日新聞経済部で財務、経済産業、国土交通など中央官庁や日銀、金融業界、財界などを幅広く取材。共著に「破綻 北海道が凍てついた日々」(毎日新聞社)、「日本の技術は世界一」(新潮文庫)など。財政・金融のほか、原発や再生可能エネルギーなど環境エネルギー政策がライフワーク。19年5月から経済プレミア編集部。