
「日産のみなさん、Zには負けませんから。聞いてる? Zには負けませんから」
トヨタ自動車の豊田章男社長が1月14日のオンライン記者会見で、おどけながらも日産自動車をけん制し、対抗心を見せる場面があった。この発言に対して、日産の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は何と答えたのか。
この日は千葉市の幕張メッセで開かれた自動車の祭典「東京オートサロン」の初日で、自動車メーカーのトップらがリレー方式でオンライン会見を行った。
トップバッターは豊田社長で、トヨタがオートサロンに出品したスポーツカー「GRヤリス」のフルチューンモデルなどについて熱弁をふるった。その最後に飛び出したのが冒頭の発言だ。
Zとは日産が東京オートサロンで初公開した新型「フェアレディZ」のことだ。日本では14年ぶりのフルモデルチェンジで、事実上7代目となる新型Zは、今回のオートサロンの目玉のひとつだった。
「日産を象徴するモデル」
トヨタに続くオンライン会見の2番手は日産で、新型フェアレディZの発表に内田社長が登場した。内田社長はタレントの近藤真彦さんとともに「フェアレディZファンの代表」として、Zに対する思いなどを語った。
司会者から「先ほど豊田章男さんが『Zには負けないよ』とおっしゃった」と振られた内田社長は「…
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