鳥海高太朗の旅行経済学 フォロー

若者でにぎわう春休みの羽田空港を見た「GW」どうなる

鳥海高太朗・航空・旅行アナリスト
JALの羽田発那覇行きの搭乗ゲート=3月29日、筆者撮影
JALの羽田発那覇行きの搭乗ゲート=3月29日、筆者撮影

 東京や大阪の「まん延防止等重点措置」が3月21日で解除された。飲食店などに対する時短要請もすべて解除されたことで、旅行先でも夕食時に時間を気にせずに過ごせるようになった。筆者は定期的に空港の人出をウオッチしているが、春休みに入り、羽田空港では若者や家族連れの姿が多く見られるようになっている。特に沖縄・九州方面の便は利用者が増えている。今後の旅行需要の動向を見ていきたい。

「まん延防止」解除で旅行客動く

 春休み中の3月29日、筆者は羽田空港で取材をした。この日の午後2時50分発の日本航空(JAL)那覇行きは、定員391席のエアバスA350型機で定員の8割を超える321人(座席を使わない幼児9人を含む)が乗っていた。搭乗客の多くが家族連れや若者だった。

 春休みの予約は3月上旬ごろから動きが活発になっていたようだ。政府の新型コロナ対策分科会は3月11日、新規感染者数もしくは病床使用率のいずれかが低下すれば、まん延防止等重点措置の解除ができる新たな基準を設ける方針を示した。翌12日には、岸田文雄首相が「Go Toトラベル」について適切な時期に迅速に再開できるように準備を進める方針を表明した…

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航空・旅行アナリスト

1978年千葉県生まれ。成城大学経済学部経営学科卒。城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科修士課程修了。食品会社、城西国際大学観光学部助手を経て、帝京大学、共栄大学、川村学園女子大学で非常勤講師。専門は航空会社のマーケティング戦略。テレビやラジオの情報番組に多数出演し航空会社や旅行の解説を行う。近著に「コロナ後のエアライン」。