鳥海高太朗の旅行経済学

鳥海高太朗氏「GWにハワイへ」海外旅行は変わった?

鳥海高太朗・航空・旅行アナリスト
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ハワイのワイキキビーチとダイヤモンドヘッドを望む=2022年5月1日、筆者撮影
ハワイのワイキキビーチとダイヤモンドヘッドを望む=2022年5月1日、筆者撮影

 今年のゴールデンウイークは、3年ぶりに新型コロナウイルスに関する行動制限がなくなったことで、行楽地は多くの人でにぎわっている。また海外旅行も、帰国時の自主待機期間が多くの国でなくなったことで行きやすくなった。今回は筆者の最近のアメリカ渡航の経験を基にリポートしたい。

ゴールデンウイークの海外出発は混雑

 このゴールデンウイークに、羽田空港の国際線が発着する第3ターミナルは、チェックインする海外旅行者の長い列ができていた。筆者は4月28日に日本航空(JAL)のホノルル行き、29日は全日本空輸(ANA)のホノルル行きを取材したが、両便とも9割近い搭乗率でハワイへ向けて出発した。

 アメリカやヨーロッパなどへは昨年も、感染拡大時を除き、観光目的でも渡航は可能だった。ただ、最大の問題は帰国時の自主待機だった。

 筆者は昨年、海外へ3度渡航したが、帰国後14日間もしくは10日間の自主待機があり、自宅での待機中は原則外に出ることができなかった(食料の確保など短時間でスーパーやコンビニに行くことは可能)。昨年はこの自主待機期間があることで、テレワークで仕事ができる人や、長期休暇が可能な人でないと、実質…

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鳥海高太朗

航空・旅行アナリスト

1978年千葉県生まれ。成城大学経済学部経営学科卒。城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科修士課程修了。食品会社、城西国際大学観光学部助手を経て、帝京大学、共栄大学、川村学園女子大学で非常勤講師。専門は航空会社のマーケティング戦略。テレビやラジオの情報番組に多数出演し航空会社や旅行の解説を行う。近著に「コロナ後のエアライン」。