メディア万華鏡

小室圭さん眞子さんNY生活と「親ガチャ」当たり外れ

山田道子・元サンデー毎日編集長
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2021年11月、米国に向けて出発する小室眞子さんと圭さん=羽田空港で21年11月14日午前10時8分、幾島健太郎撮影
2021年11月、米国に向けて出発する小室眞子さんと圭さん=羽田空港で21年11月14日午前10時8分、幾島健太郎撮影

 複雑な思いを抱いている。秋篠宮家の長女、小室眞子さんと夫の圭さんに関する報道。小室さんは今年2月に受験した米ニューヨーク州の司法試験で不合格だった。NHKも一般紙も報じた。NHKによると、小室さんは支援を受ける弁護士に「7月に再挑戦する」と伝えたそうだ。

 週刊誌は、2人の今後の生活について深掘りが激しい。女性自身5月3日号は「小室圭さん 弁護士絶望的で主夫専従転身 NYで育メンに」と予測。女性セブン5月5日号は「小室圭さんの強情に眞子さんやつれはてて」。眞子さんはメトロポリタン美術館でインターンとして働き始めた。夫の司法浪人続行に頭を抱えているという。

 女性セブンは翌号で「眞子さん小室圭さん 摩天楼にギブアップ 緊急帰国は手つなぎで」。ビザの関係で一時帰国もあるそうだ。試験に落ちた小室さんでも、勤務先の「夜の弁当の手配」くらいはできるだろう、とも。「それみたことか」感が漂う。

オッサンの価値観で

 ことさら厳しいのが週刊新潮だ。4月28日号は「再び不合格で『ヒモ化』鮮明 『小室圭さん』詐欺的結婚へのため息」。小室さんのビザは7月に期限が切れる。再取得できない場合、眞子さんが元ロイヤルファミリーの威光で、卓越した能力を持つ人のためのビザを取得する。配偶者ビザとなる小室さんは就労できず「ヒモ」になるという解説だ。

 秋篠宮家や宮内庁が、弁護士になるめどがついたと認めたから結婚が成就したにもかかわらず、2度の“失態”を重ねたから、“詐欺的結婚”と断じても過言ではない――。これが週刊新潮の主張だ。

 内容は確かに、二人の追い詰められぶりと、今のままではビザ取得などで特権行使に頼りかねない実態が詳しく描かれている。それにしても、「夫は妻を食わせてナンボ」という昭和のオッサンの価値観があふれ、へきえきする。「ヒモ化」「詐欺的結婚」の見出しも悪意に満ちている。世の主夫を敵にまわすのではないか。

悠仁さまは高校進学

 小室さんの不合格を伝える週刊誌には、「気が付けばご立派に」などと、秋篠宮家の長男悠仁さまのグラビアも載っている。4月9日、筑波大付属高校の入学式に先立ちスーツ姿で会見した時の写真だ。

 「親ガチャ」という言葉が浮かんだ。ガチャガチャと回して出てくる景品のように、親は自分で選べない。かつては努力すればなんとかなった。今は、生まれた環境で人生が決まると考える若者の人生観を表す。

 悠仁さまはお茶の水女子大付属幼稚園に入った。紀子さまは同大で研究員をしていた。研究者の子どもを付属校に受け入れる特別入学制度を利用したとされる。昨年12月、悠仁さまが筑波大付属高校に進学すると週刊…

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山田道子

元サンデー毎日編集長

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞社入社。社会部、政治部、川崎支局長などを経て、2008年に総合週刊誌では日本で最も歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長、紙面審査委員。19年9月退社。