
シャープとソニーが、スマートフォンの旗艦モデルを相次いで発表した。2社とも大手通信事業者を通じて販売するとみられる。共通しているのがカメラ機能の大幅な強化だ。ただその方向性は、それぞれの特徴を生かしたものになった。
シャープはフォーカス性能2倍に
シャープは「AQUOS R7(アクオス・アールセブン)」を5月9日に発表した。昨年発売した前モデル(AQUOS R6)は、スマホでは初めて1インチの大型画像センサーを搭載し、ドイツの老舗カメラメーカー・ライカと協業したカメラを搭載したが、「R7」もこれを受け継ぎ、さらに進化させた。
画像センサーは、大型であるほど光をたくさん取り込めて、精細な写真を撮ることができる。しかし、センサーが大型化すると、その分オートフォーカスが遅くなったり、処理に時間がかかったりと、使い勝手が悪くなることがある。そのため、AQUOS R6は動きのある被写体を撮るのが苦手だった。
AQUOS R7はこの点を改善した。1インチの画像センサーを刷新して、すべての画素がピントを測る機能を持つものを採用し、フォーカスを合わせるスピードが前モデルから2倍速くなった。また、人…
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