
NTTドコモは6月3日、ポイントプログラム「dポイント」の仕組みを改定した。ポイントを多くためた人へのポイント付与率が上がるようにした一方で、通信回線の契約年数が長いほど得をする特典は縮小した。利用者の幅を広げ、積極的にポイントをためる人を優遇するのが、新しいポイントプログラムの特徴と言えるだろう。
ランクによってポイントがアップ
これまでのdポイントは、利用者を「ファーストステージ」から「プラチナステージ」までの5段階に区分していた。判定の基準は、6カ月間にためたポイント数か、回線の契約年数。真ん中の「サードステージ」になるには、6カ月間で1800ポイント獲得するか、もしくは8年以上の回線契約が必要だった。
dポイントは、多くの店舗で200円につき1ポイントが付与される。ポイントだけでサードステージに上がろうとすると、6カ月間に36万円分の買い物が必要だった。QRコード決済のd払いで支払いをするとさらに1ポイントがつくが、それでも1800ポイントを得るには18万円も買い物しなければならない。
ハードルが高いわりには、ステージが上がっても利用者が得られるメリットは大きくなかった。誕…
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