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使ってみたiPhone 14「Proで注目 三つの新機能」

石野純也・ケータイジャーナリスト
左からiPhone 14、14 Pro、14 Pro Max
左からiPhone 14、14 Pro、14 Pro Max

 iPhone 14シリーズ4機種の販売が9月16日に始まる。「iPhone 14」「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」の3機種を発売前に使ってみることができた。実際に触れてみての使い勝手はどうか。詳しくリポートしたい。今年はこの3機種が同日の発売で、もう一つの「iPhone 14 Plus」は10月7日の発売となる。

常時表示が可能なディスプレー

 iPhone 14は、名前にProがつく2モデルが大きく変わった。注目したいのは、ディスプレーとカメラ。さらに新しく加わった「ダイナミックアイランド」と呼ばれる機能だ。

 ディスプレーは常時表示を可能にした。時計やアプリの通知を、電源ボタンを押して画面を点灯させることなく確認できる。画面の書き換え頻度を最低1秒間に1回まで落とし、消費電力を抑えることで可能にした。

 常時表示は、今回導入されたiOS 16の新しいロック画面とも相性がいい。iOS 16では、ロック画面に「ウィジェット」と呼ばれるミニアプリを配置できる。天気予報、株価、1日の運動量などを表示することが可能だ。常時表示にしておけば、iPhone本体を置いておくだけで、こうした情報を見ることができる。

 使わない時にスマホの画面は消えているものという固定観念があるため、最初は少し違和感があったが、真っ黒に消えてしまう旧来のiPhoneよりずっと便利に…

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ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。