
NTTドコモは、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)に特化した事業を行う新会社「NTTコノキュー」をつくり、10月1日から事業を始めた。ドコモの100%子会社だが、NTTグループ全体から関連事業や人員を集約し、200人体制でスタートした。個人、法人双方のサービスを提供する。
街の風景に合わせてキャラクター登場
コノキューに先立ち、ドコモはメタバースと呼ばれる仮想空間のサービスの「XR World」を立ち上げている。コノキューはこの事業を引き継ぐ。利用者が気軽にメタバースを楽しめることを狙っており、頭に装着する専用の機器は必要なく、スマートフォンやパソコンのブラウザーから入ることができる。
利用者は、アバターと呼ばれる分身を通して他の利用者とコミュニケーションを取ることができる。タレントなどを起用したイベントも開催している。
コノキューは10月の事業開始に合わせ、女性アイドルグループ・AKB48が結成した新ユニットを起用する。このユニットは、センターをアバターが務めるのが特徴。XR World内でライブなどを行う。
法人向け事業は、AR技術を使ってスマホの画面上に、街の風景と重ね合わせてキャラクターを登場させたりする「XR City」のサービスを7月から展開。埼玉県庁や福岡市のキャナルシティ博多などでサービスを行っている。8月までこのサービスを行っていた東京・新宿では、利用者が謎解…
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