旅と病の歴史地図
健康に暮らす

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濱田篤郎 / 東京医科大学特任教授

旅行や仕事で海外に出かける日本人は、毎年1700万人前後。日本とは異なる文化・環境の中で、渡航先ではさまざまな病気の危険が待ち受けている。「トラベルメディスン」は、そのような人々の健康問題を対象にした医学だ。専門家である濱田医師は日々、東京医科大学病院の渡航者医療センター部長として、渡航先に応じた健康相談やワクチン接種、予防薬の処方などを行っている。扱う病気は、感染症、生活習慣病、精神疾患と幅広い。その傍ら、デング熱や新型インフルエンザなど、海外から入り込む危険性がある感染症の対策にも取り組む。渡航する際の注意事項、海外で流行している感染症、病気に関わる歴史や文化の話題まで、トラベルメディスンの第一人者が深く広く語る。

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