健康に暮らす

旅と病の歴史地図

濱田篤郎 / 東京医科大学教授

旅行や仕事で海外に出かける日本人は、毎年1700万人前後。日本とは異なる文化・環境の中で、渡航先ではさまざまな病気の危険が待ち受けている。「トラベルメディスン」は、そのような人々の健康問題を対象にした医学だ。専門家である濱田医師は日々、東京医科大学病院の渡航者医療センター部長として、渡航先に応じた健康相談やワクチン接種、予防薬の処方などを行っている。扱う病気は、感染症、生活習慣病、精神疾患と幅広い。その傍ら、デング熱や新型インフルエンザなど、海外から入り込む危険性がある感染症の対策にも取り組む。渡航する際の注意事項、海外で流行している感染症、病気に関わる歴史や文化の話題まで、トラベルメディスンの第一人者が深く広く語る。

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Dr.林のこころと脳と病と健康

「依存」と「治療」の見えにくい境界線

 ◇「やめられない」の先にある破滅 依存症【7】 「薬をやめたいんです」という方が精神科を受診されることが時々あります。たとえば、…

無難に生きる方法論

コレステロールが認知症リスクを下げる?

 コレステロールは健康被害の代名詞のような存在だが、以前から指摘しているように体の重要な構成要素の源であり、多くのホルモン、特に性…

医をめぐる情景
「彼女が目覚めるその日まで」全国ロードショー中/配給KADOKAWA ©2016 On Fire Productions Inc.

統合失調症と誤診された“幻聴とけいれん”の正体

 ◇映画「彼女が目覚めるその日まで」(2016年) 幻覚や妄想、躁(そう)うつなどの症状を、統合失調症に代表される精神病と診断する…

人類史からひもとく糖質制限食

「炭水化物が命を縮める」 衝撃論文の中身とは

 「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という内容の論文(注)が2017年、英医学誌ランセットに掲載されました。一般の人には、衝撃…

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渡航前のワクチン接種が命を救う

 ◇ブラジルで黄熱流行が拡大 今年に入ってからブラジル南東部で黄熱(黄熱病)の流行が拡大しています。ブラジルでは以前からアマゾン川…

超高齢化時代を生きるヒント
1980年は山口百恵さんと三浦友和さんが結婚した年=毎日グラフ1980年12月7日号から

“生涯未婚者急増”でさらに重要「成年後見」

 前回、法定後見が安易に適用されている実態をお伝えしました(「『成年後見』安易な利用で人権侵害のおそれも」)。しかし、成年後見制度…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア