
遠山千春
東京大学名誉教授(環境保健医学)
とおやま・ちはる 1950年、東京都出身。東京大学医学部保健学科卒、ロチェスター大学大学院修了。筑波大学、北京大学、中国医科大学の客員教授。医学博士、Ph.D。国立公害研究所(現・国立環境研究所)領域長、東京大学医学系研究科疾患生命工学センター教授を経て、2015年4月より「健康環境科学技術 国際コンサルティング(HESTIC)」主幹。世界保健機関、内閣府食品安全委員会、環境省などの専門委員、日本衛生学会理事長、日本毒性学会理事、日本医学会連合理事などを歴任。
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世代を超えて伝わる「化学物質による体質変化」
環境と健康の深い関係
「生まれながらの体質」は、環境からのさまざまな刺激をうけて変容することが分かっています。体質はもともと、両親いずれかの遺伝…
2020年7月21日
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胎児期の環境で決まる生涯の「体質」
環境と健康の深い関係
私たちが病気になる原因は、遺伝と環境に大別できます。そして多くの病気は、この両方が同時に関わっています。例えばⅡ型糖尿病は…
2020年5月29日
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農薬の子供への影響調査 EUは重視、日本は無視
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殺虫剤の一種に「有機リン系殺虫剤」があります。これは化学兵器(ホスゲン、サリンなど)と類似の化学物質で、農薬として使うため…
2020年2月24日
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殺虫剤「ネオニコ」 国の安全基準の信頼性は
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これまで2回にわたって「ネオニコチノイド系殺虫剤(ネオニコ)の有害作用は、ミツバチなどの益虫や、広く生態系(トンボ、ウナギ…
2019年12月27日
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鳥や魚の生態乱す「ネオニコ」 人体からも
環境と健康の深い関係
前回の記事では、「ミツバチの群れの崩壊と大量死は、共にネオニコチノイド系殺虫剤(ネオニコ)が原因であること」「毒性はアカト…
2019年11月22日
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赤トンボやミツバチの異変の陰に「ネオニコ」
環境と健康の深い関係
もう秋ですね。以前なら赤トンボがたくさん見られた季節ですが、今はあまりみられません。生き物の変化としてはほかにも、ミツバチ…
2019年10月16日
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紙巻きより安全と宣伝される加熱式たばこの現実
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日本では「加熱式たばこ」が世界に先駆けて2014年に発売されました。それ以降、吸う人が急激に増え、各銘柄の使用者を合わせた…
2019年9月5日
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真夏の紫外線「浴び過ぎ」と「不足」にご用心!
環境と健康の深い関係
もう梅雨明けですね。日焼けをする機会が増えることでしょう。日焼けはご存じのように、太陽光線が含む紫外線によって起きます。こ…
2019年7月25日