紙面より

C型肝炎、画期的新薬次々 ウイルス排除で肝がん予防

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 日本の肝臓がんのほとんどは、ウイルスによる慢性肝炎が原因だ。C型肝炎の場合、ウイルスを排除すればがんを予防できる。近年、ウイルスを排除する画期的新薬が相次いで登場し、すべての感染者のウイルス排除も可能になりつつある。一方、自覚症状がないため感染に気づかない人も多く、未治療患者が課題だ。

増え続ける死亡者

 国内のがん死亡者を臓器別に見ると、肺がん、胃がんに次いで肝がんが多い。1950年当時、年間約6000人だった肝がん死亡者数は75年ごろから増え続け、現在は年間3万人以上が亡くなっている。林紀夫・関西労災病院長は「肝がんの8割はC型肝炎が原因。C型肝炎ウイルスの感染者が高齢化し、がんになる年齢になっている」と説明する。

 ウイルス性肝炎には、A〜Eの五つの型があり、B型とC型ががんに関与する。B型が原因のがんは肝がんの…

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