病気が逃げ出すサプリ指南

サプリメントだけで健康になれる?

丁宗鐵・日本薬科大学学長
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 今年4月、科学的な根拠をもとに、メーカーなど事業者側の責任で健康の維持、増進に役立つ機能を表示できる「機能性表示食品」の制度が始まりました。同様に国が制度化している特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品を含め、市場には広義の「健康食品」と呼ばれるものがあふれています。近年、利用者が増えている「サプリメント」もその一つ。しかし多種多様なサプリメントの効果や安全性を正確に理解するのは簡単ではありません。ますます身近になるサプリメントを安全に賢く使う方法を、日本薬科大学学長の丁宗鐵先生に解説していただきます。まずは最近の健康食品事情から見てみましょう。【聞き手=医療ライター・阿部厚香】

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丁宗鐵

日本薬科大学学長

てい・むねてつ 1947年東京生まれ。医学博士。横浜市立大学医学部卒業。同大学大学院医学研究科修了。79年から81年まで米国スローン・ケタリングがん研究所に客員研究員として留学。日本東洋医学会漢方専門医・指導医。北里大学・東洋医学総合研究所研究部門長、東京大学大学院客員教授、東京女子医科大学特任教授を経て現在、日本薬科大学学長、百済診療所院長。近年の著書に「丁先生、漢方って、おもしろいです。」(朝日新聞出版)、「病気がイヤがる暮し方 江戸式健康心得」(春秋社)、「ガンが逃げ出す漢方力」(ヴィレッジブックス)など。