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忍び寄る失明の危険、どうする?

戸田郁子・南青山アイクリニック院長

 前回お伝えした老眼や白内障は、年を重ねたら誰もが避けられない老化現象の一つと言えます。一方で、誰もがなるわけではないけれども、近年増加傾向の加齢と深い関係にある病気もあります。それが、緑内障や加齢黄斑(おうはん)変性で、日本人の主な失明原因にもなっています。初期段階では自覚症状が出にくく、進行するまで気づきにくい目の深刻な病気。きちんと知って、対策を立てておきたいところです。目の老化の基本について引き続き、南青山アイクリニック(東京都)の戸田郁子院長に聞きました。【編集部・中村好見】

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南青山アイクリニック院長

とだ・いくこ 筑波大学卒業、東京慈恵会医科大学眼科、慶應義塾大学眼科学教室に入局。ハーバード大学眼研究所でドライアイの重症型であるシェーグレン症候群の基礎研究に従事した後、97年から南青山アイクリニック院長。専門はレーシックを含む屈折矯正手術。