孤島の小さな診療所から

農作業は「いい運動」なのか?

太田龍一・沖縄県立南部医療センター付属南大東診療所長
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海岸の岩をダイナマイトでくりぬいて造ったという「海軍棒プール」。旧日本軍が立てた標柱が近くにあることから「海軍棒」と呼ばれています。ダイナミックに波をかぶり、たくさんの魚が泳ぐワイルドなプールです。島にはもう一つ、同じような「塩屋プール」があります=筆者撮影
海岸の岩をダイナマイトでくりぬいて造ったという「海軍棒プール」。旧日本軍が立てた標柱が近くにあることから「海軍棒」と呼ばれています。ダイナミックに波をかぶり、たくさんの魚が泳ぐワイルドなプールです。島にはもう一つ、同じような「塩屋プール」があります=筆者撮影

 今回は、私が日常的に行っている診療の一場面から始めたいと思います。

 60代の糖尿病患者のAさんとの会話です。

 私「最近の調子はいかがですか?」

 Aさん「いや、最近暑くなってきてね。でも水分も取ってるからまずまずだよ」

 私「そうなんですね、それは良かったです。ところで、本日の血糖検査でまた少し血糖が上がってきているみたいですね。最近の生活習慣はどうなってますか?」

 Aさん「最近は野菜もあんまり手に入らないし、食事は少し偏ってるかな。でもその分運動はやってるよ! …

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太田龍一

沖縄県立南部医療センター付属南大東診療所長

おおた・りゅういち 大阪府出身。2004年大阪市立大学医学部入学。同大学卒業後、10年から沖縄県立中部病院プライマリケアコースで研修。13年から現職。人口約1400人の南大東島で唯一の医師として、島民の日常的な健康管理から救急医療までを一手に担う。趣味は読書とランニング。毎年秋に開かれる島の運動会、駅伝大会への参加を目指し、鋭意トレーニング中。