登山外来の現場から

富士山に登るなら高山病対策を徹底しましょう!

大城和恵・北海道大野記念病院医師/国際山岳医
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初めての富士登山【1】

 いよいよ富士山が山開きしましたね。7月と8月の間に30万人が登る人気の富士山。標高は3776mで日本一高い山です。標高が高い=「酸素が少ない」「寒い」ですね。「そんなのわかっている!」とお思いでしょう? いやいや、実際登ってみて、ちょっと痛い思いをした大城和恵が、皆さんの「知っている」の自信を打ち砕き、標高の高さが私たちの体にどのような影響を及ぼすのか、ひもといてみせましょう。また、読みながら、「高所」とは標高何メートル以上を指しているのか、考えてみてください。

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大城和恵

北海道大野記念病院医師/国際山岳医

おおしろ・かずえ 1967年長野県生まれ。医学博士、山岳医療修士。日本大学医学部卒業後、循環器内科医として約10年間の付属病院勤務を経て、「山での遭難者を助けたい」という思いを募らせて本格的に山岳医療の勉強を始める。98年、アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ(5895m)に登頂。心臓血管センター大野病院(現・北海道大野記念病院)を拠点に診療を続けるが、09年に退職し渡英。1年をかけて日本人として初めて「UIAA(国際山岳連盟)/ICAR(国際山岳救助協議会)/ISMM(国際登山医学会)認定国際山岳医」の資格を取得した。現在は同病院の循環器内科・内科および登山外来で勤務するかたわら、北海道警察山岳遭難救助隊のアドバイザーも務める。遭難実態を知り、現在遭難しないための医療情報、心臓死の予防、高所登山のアドバイス、ファーストエイド技術の講習会主宰など、山と登山に関する多方面で活躍する。13年には三浦雄一郎さんのエベレスト遠征隊にチームドクターとして参加した。自身もマッキンリー、マッターホルン、マナスル(世界第8位)登頂など海外を含む豊富な登山歴を持つ。