からだと病の歳時記

8月炎暑対策は苦みのある食事

加藤士郎・野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授
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 連日暑さが続く8月は、とにかく疲れやすい。熱帯夜だと十分な睡眠がとれないこともつらい−−。そんなときだからこそ、体力を落とさないよう、食事に工夫が必要です。この時期のおすすめは、熱を取り除く作用のある「苦みのある食事」だそうです。

 夏本番の8月は体力を消耗する時期。乗り切るためには、しっかりと食べて体力を維持することが第一です。前回お話ししたように、体が疲弊しやすい夏こそ、カロリーの高いメニューを食べて体力を維持してほしいと思います。太ることを気にしたり、ダイエットで食事を減らしたりすると暑さでバテやすくなり、疲労が回復しません。

 カロリーが高く、栄養バランスもよい食材として有名なのは、やはりウナギです。たんぱく質、各種ビタミンが豊富に含まれています。ただし、最近は手が届きにくい食材になってしまいました。

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加藤士郎

野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授

かとう・しろう 1982年獨協医科大学卒後、同大第1内科(現心臓・血管内科)入局。88年、同大第1内科大学院卒。第1内科講師、宇都宮東病院副院長などを経て、09年野木病院副院長、筑波大学非常勤講師。同年、筑波大学付属病院総合診療科に漢方外来開設。10年筑波大学付属病院臨床教授。筑波大学付属病院で漢方外来に従事するととともに、主に学生、研修医を対象に漢方の教育活動を行っている。編著に「臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!」(中山書店)。医学博士、日本内科学会認定医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本老年医学会専門医・指導医など。