医療プレミア特集

脱水時に水を飲んだら逆効果? 今から学んで来年も使える熱中症対策

西田佐保子・毎日新聞 医療プレミア編集部
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 熱暑が続く日本。「筋肉の少ない高齢者は熱中症になりやすい?」など、意外に知られていない熱中症の基礎知識から、今から学んで来夏も実践できる予防対策まで紹介します。(西田佐保子)

「脱水」が熱中症を引き起こす

 熱中症は、高温多湿で暑い時期、体温調整がうまく機能せず、熱が体内にたまることにより起こる状態の総称です。夏の暑さの中、体温は上がります。体は体温を下げる働きのある汗を大量に出し、体液は失われます。これが「脱水」状態です。さらに発汗が続くと、これ以上体液を喪失しないよう、体が発汗にストップをかけます。発汗による体温調節ができず、体内の熱を放散できなくなることで、さまざまな臓器がダメージを受けるのです。

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西田佐保子

毎日新聞 医療プレミア編集部

にしだ・さほこ 1974年東京生まれ。 2014年11月、デジタルメディア局に配属。20年12月より現職。興味のあるテーマ:認知症、予防医療、ターミナルケア。