登山外来の現場から

低体温症を防ごう!〜覚えておきたい四つのキーワード〜

大城和恵・北海道大野記念病院医師/国際山岳医
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 紅葉の美しいシーズンになってきました。写真撮影などに出かける方も増える時期です。

 さて……

 低体温症という言葉が、ずいぶん皆さんに知られるようになったのは、2009年7月、北海道トムラウシ山(2141m)での大量遭難からではないでしょうか。いまだ記憶に新しいのですが、以後も、毎年のように低体温症関連の事故によって山で亡くなる方がいます。

 低体温症は予防のできる病気です。にもかかわらず亡くなってしまう方が少なからずいることは、本当に残念…

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大城和恵

北海道大野記念病院医師/国際山岳医

おおしろ・かずえ 1967年長野県生まれ。医学博士、山岳医療修士。日本大学医学部卒業後、循環器内科医として約10年間の付属病院勤務を経て、「山での遭難者を助けたい」という思いを募らせて本格的に山岳医療の勉強を始める。98年、アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ(5895m)に登頂。心臓血管センター大野病院(現・北海道大野記念病院)を拠点に診療を続けるが、09年に退職し渡英。1年をかけて日本人として初めて「UIAA(国際山岳連盟)/ICAR(国際山岳救助協議会)/ISMM(国際登山医学会)認定国際山岳医」の資格を取得した。現在は同病院の循環器内科・内科および登山外来で勤務するかたわら、北海道警察山岳遭難救助隊のアドバイザーも務める。遭難実態を知り、現在遭難しないための医療情報、心臓死の予防、高所登山のアドバイス、ファーストエイド技術の講習会主宰など、山と登山に関する多方面で活躍する。13年には三浦雄一郎さんのエベレスト遠征隊にチームドクターとして参加した。自身もマッキンリー、マッターホルン、マナスル(世界第8位)登頂など海外を含む豊富な登山歴を持つ。