人類史からひもとく糖質制限食

「人類みな糖質制限食」だった時代

江部康二・高雄病院理事長
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人類の食生活3段階と血糖値【1】

 今回から、気宇壮大に3回連続で「人類の食生活3段階と血糖値」という題目で、考えを巡らしてみます。

 人類の食生活は、血糖値をキーワードに考えてみると(1)農耕の始まる前(2)農耕開始以後(3)精製炭水化物の普及以後−−の3段階にはっきり分けることができます。この三つの変化が根源的に重要な意味をもっているので、それ以外のことは全て枝葉末節と言ってもよいくらいです。すなわち、食前と食後の血糖値の変動幅が、この3段階で明確に区別できるのです。

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江部康二

高雄病院理事長

えべ・こうじ 1950年生まれ。京都大学医学部卒業。京都大学胸部疾患研究所(現京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学)などを経て、78年より医局長として一般財団法人高雄病院(京都市)に勤務。2000年理事長に就任。内科医、漢方医。糖尿病治療の研究に取り組み、「糖質制限食」の体系を確立したパイオニア。自身も02年に糖尿病であることが発覚し、実践して糖尿病と肥満を克服する。これまで高雄病院などで3000人を超える症例を通じて、糖尿病や肥満、生活習慣病、アレルギーなどに対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明し、数々のベストセラーを上梓している。