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テレビゲームのしすぎで目が悪くなる、は本当?

井手武・東京ビジョンアイクリニック阿佐ヶ谷院長

 日本人は欧米人に比べて近視の割合が高く、2人に1人、約6000万人以上とも推測されています。また、文部科学省の調査によると、裸眼視力1.0未満の子どもは増加傾向にあります。なぜ近視になるのでしょうか。子どものころよく親や学校の先生に注意された「長時間テレビゲームをしたり、暗いところで本を読んだりした」からでしょうか。南青山アイクリニック(東京都)の井手武副院長に、身近でありながら、実は誤解の多い近視や遠視など目の屈折異常、レーシックやナイトレンズなど最新の矯正法について、連続3回にわたってお聞きします。【聞き手=編集部・中村好見】

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東京ビジョンアイクリニック阿佐ヶ谷院長

いで・たけし 大阪大学医学部卒業、大阪大学眼科学教室に入局。大阪警察病院、大阪大学大学院医学系研究科(医学博士)、マイアミ大学留学、南青山アイクリニック副院長を経て、2017年2月より東京ビジョンアイクリニック阿佐ヶ谷院長。角膜に関する治療が専門で、円錐角膜、白内障、レーシックなどの角膜屈折矯正等を幅広く手掛ける。研究論文も多数執筆。また、パソコンやスマホなどデジタル機器から発せられるブルーライトから目を守る眼鏡「JINS PC」の開発にも携わるなど、ブルーライト研究の第一人者としても多方面で活躍中。