医療・健康Tips

お酒を飲みたい気持ちがなくなる薬?

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 時間や場所、量をわきまえず、ついつい習慣的に多量のお酒を飲んでしまうアルコール依存症。周囲がどんなに止めてもお酒を断てず、家庭や社会生活に支障をきたしてしまうケースも少なくありません。治療が困難とされる病気ですが、従来とは異なる新しいタイプの薬が登場、治療成績の向上が期待されています。

 日本人はお酒に寛容とされますが、アルコール依存症の患者はいまや80万人にも上ると推計されています。特に女性の社会進出や人口の高齢化を反映して、女性や高齢者の患者が増加しており、潜在的な社会問題ともいえます。

 原因は長年にわたる多量飲酒で、遺伝要因が5〜6割、残りは家庭や職場などの環境要因です。お酒を飲んだ後に顔が赤くなる、心臓がドキドキする、頭痛がするなどの不快な症状は、飲み過ぎを防ぐ役割を果たしています。お酒に強い人ではこれらの防御因子が働きにくいため、多量飲酒につながりやすいとされます。

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