実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

蚊対策 四つの「決め手」【前編】

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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「世界一恐ろしい生物=蚊」の実態を知る【6】

 このコラムのタイトルには「実践!」という文字が入っているのにもかかわらず、これまで「世界一恐ろしい生物=蚊」の対策についてほとんど何も述べていません。そこで今回と次回の2週間で、どのように対処していけばいいかをお伝えしていきたいと思います。

 しかしその前に、蚊が媒介し人間を死に至らしめる微生物についてまとめておきたいと思います。これまで紹介してきた感染症は、マラリア、デング熱、チクングニア熱の三つです。他に蚊が原因の「死に至る病」として、黄熱、日本脳炎、ウエストナイル熱、フィラリア、リフトバレー熱、ジカウイルス感染症などがあります(注1)。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト