無難に生きる方法論

続けられれば痩せるのに…

石蔵文信・大阪大学招へい教授
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 「ほとんどのダイエット法は正しいが、ほとんどのダイエット法は長続きしない」−−これは私が勝手に作った格言である。

「成功」した方法なし

 各種の運動器具、ダイエット日記、ビリーなんとかキャンプ、ロングなんとかブレス……。科学的にはおおむね間違っていないし、正しく続ければ効果がある、とは思う。それぞれを細かく検討するほど暇ではないが、毎日できれば確実に減量できると思われる方法だ。多くの方法が「決定版!」「これで解決!」とうたっているのに、私が物心ついてから約50年、いまだにダイエット法やマシンの宣伝は毎日のようにある。これは、どのダイエット法も成功していない証拠である。

 例えば、高血圧の患者さんは増えているが、降圧剤のラインアップがそろい、各製薬会社では降圧剤の新規開…

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石蔵文信

大阪大学招へい教授

いしくら・ふみのぶ 1955年京都生まれ。三重大学医学部卒業後、国立循環器病センター医師、大阪厚生年金病院内科医長、大阪警察病院循環器科医長、米国メイヨー・クリニック・リサーチフェロー、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授などを経て、2013年4月から17年3月まで大阪樟蔭女子大学教授、17年4月から大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。循環器内科が専門だが、早くから心療内科の領域も手がけ、特に中高年のメンタルケア、うつ病治療に積極的に取り組む。01年には全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を大阪市内で開設、性機能障害の治療も専門的に行う(眼科イシクラクリニック)。夫の言動への不平や不満がストレスとなって妻の体に不調が生じる状態を「夫源病」と命名し、話題を呼ぶ。また60歳を過ぎて初めて包丁を持つ男性のための「男のええ加減料理」の提唱、自転車をこいで発電しエネルギー源とする可能性を探る「日本原始力発電所協会」の設立など、ジャンルを超えたユニークな活動で知られる。「妻の病気の9割は夫がつくる」「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略」など著書多数。