MMJ編集長のニュースな医学

酒豪ジェームズ・ボンドのブラックアウト

高野聡・毎日新聞 医療福祉部編集委員
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 非常に、ごくごくまれにではあるが、楽しいお酒が過ぎて、どうやって帰宅したのか覚えていないことがある。国立病院機構久里浜医療センターの松下幸生(さちお)副院長によると、こうした記憶の欠落は「ブラックアウト」と呼ばれ、アルコールのために脳の神経伝達物質が働かず、直近の記憶が長期記憶に移行するのが妨げられることによって起きる。

 「ブラックアウトを繰り返しても認知症になるということはないが、多量飲酒は認知症発症リスクを上げる。…

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高野聡

毎日新聞 医療福祉部編集委員

たかの・さとし 1989年毎日新聞社入社、地方支局勤務などを経て96年、東京本社科学環境部。医療・医学担当として病原性大腸菌O-157の集団感染、臓器移植法案および法成立後の1例目脳死移植などを取材。2009年新型インフルエンザを大阪本社科学環境部で取材。10年10月よりMMJ編集長、16年4月より医療福祉部編集委員。