がんと言われたらQ&A

がん治療の大きな柱「手術」のアウトラインを学ぶ

竹本和代・医療ライター三嶋秀行・愛知医科大学教授
  • 文字
  • 印刷

がんの「手術」ってどんなふうに行われるの?

 最近、ロボット手術という言葉を聞きますが、がんの手術にはどんな方法があるのでしょうか。また、どんながんが対象になるかなど、がんの手術について基本的なことを教えてください。(56歳、男性)

手術に臨むにはがんの状態の精密な分析から

 手術は、がんの3大療法のなかでも柱となる治療法です。医師が病巣(がんのある部位)を物理的に切除するので、最も確実に治療効果が期待できるからです。固形がん(白血病のような血液がんを除くがん)では、まず手術が可能かどうかを検討します。

 その際に用いられるのが「TNM分類」です。これは、がんの大きさ・広がり・深さ(T)、リンパ節転移の…

この記事は有料記事です。

残り2189文字(全文2490文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

竹本和代

医療ライター

たけもと・かずよ 共立女子大学文芸学部卒。PR会社勤務を経て1990年フリーランスライターに。医療・ヘルスケア領域の話題を中心に、主に雑誌、医療系ムックで取材・執筆活動を行う。興味のあるテーマはがん医療、QOL疾患、目・耳などの感覚器障害、東洋医学。

三嶋秀行

愛知医科大学教授

みしま・ひでゆき 1984年大阪大学卒業。同第2外科入局。箕面市立病院、国立大阪病院(現・国立病院機構大阪医療センター)外科医長、外来化学療法室長、臨床腫瘍科長などを経て、2012年に愛知医科大学教授。現在、同大学病院臨床腫瘍センター、臨床研究支援センター部長。専門は消化器がんの化学療法と診療相談で、新薬の国際共同治験や多施設共同臨床研究への参加実績も多い。また市民向けの講演活動も多数行っており、大阪弁でのわかりやすい語り口にはファンも多い。