つまみ食い栄養学

卵はコレステロール過多?

川端輝江・女子栄養大学教授
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 卵はコレステロールを含むので敬遠しているという方も多いのではないでしょうか。卵1個の平均的な重さは約65g。その中のコレステロール量は約250mgです。日本人の平均的なコレステロール摂取量は1日当たり300mgですから、卵に含まれるコレステロールは確かに多いと言えるでしょう。

 コレステロールは脂質の仲間です。脂質は、体内でエネルギーとして使われ、余れば体脂肪として蓄積されるイメージがあります。しかしコレステロールは、エネルギーとしてではなく、細胞の構築成分として利用されます。卵の中ではヒナが育ちますから、そのためにたくさんの細胞成分が必要で、多量のコレステロールが入っているのです。

 それでは、卵を食べ過ぎると健康に悪いのでしょうか。コレステロールは体の中でも作られます。その量は意…

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川端輝江

女子栄養大学教授

かわばた・てるえ 女子栄養大学栄養学部基礎栄養学研究室教授