開眼!ヘルシーアイ講座

寝ている間に近視治療するレンズ

井手武・東京ビジョンアイクリニック阿佐ヶ谷院長
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 レーシック手術に興味はあるけれど、リスクを考えると受けたくないという人や、強度近視でそもそも受けられないという人は多いと思います。今回は、“手術をしない近視治療”ともいわれる「ナイトレンズ」(オルソケラトロジー)や、強度近視を矯正する手術「フェイキックIOL」について、前回に引き続き南青山アイクリニックの井手武副院長に解説してもらいました。【聞き手=編集部・中村好見】

 ナイトレンズは、寝ている間に専用のハードコンタクトレンズを着けることで、角膜(黒目)の中心付近を平らに近くなるように矯正し、日中の裸眼視力を回復させる視力矯正法です。角膜は、朝レンズを外した後も、矯正された平らな状態をしばらく保つため、視力が安定すれば、昼間はコンタクトレンズや眼鏡を使わずに裸眼で過ごすことができます。日本眼科学会のガイドラインでは、対象年齢を20歳以上としていますが、国内外で今…

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井手武

東京ビジョンアイクリニック阿佐ヶ谷院長

いで・たけし 大阪大学医学部卒業、大阪大学眼科学教室に入局。大阪警察病院、大阪大学大学院医学系研究科(医学博士)、マイアミ大学留学、南青山アイクリニック副院長を経て、2017年2月より東京ビジョンアイクリニック阿佐ヶ谷院長。角膜に関する治療が専門で、円錐角膜、白内障、レーシックなどの角膜屈折矯正等を幅広く手掛ける。研究論文も多数執筆。また、パソコンやスマホなどデジタル機器から発せられるブルーライトから目を守る眼鏡「JINS PC」の開発にも携わるなど、ブルーライト研究の第一人者としても多方面で活躍中。