アスリートドクターに学ぶ 健康エクササイズ

月経は不妊や骨の健康にも影響

順天堂大学女性スポーツ研究センター
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 前回は、「順天堂大学女性スポーツ研究センター」のプロジェクトメンバーで、同大学付属浦安病院の「女性アスリート外来」で婦人科を担当する窪麻由美さんと中尾聡子さんに、女性アスリートが陥りやすい障害の一つ、月経の問題が体の成長や競技成績の伸びに大きく影響することを説明してもらいました。今回は、指導者や成長期の子どもをもつ親に知っておいてほしいことや、アスリート以外の女性を含めて更年期以降の骨粗しょう症リスクを低減するために必要なことを聞きます。

 −−女性アスリート外来で目指していることは、なんですか。

 窪:日本では、妊娠や出産で競技をやめてしまう女性が多いです。女性アスリート外来では、妊娠や出産後、競技に復帰できる体づくりをサポートしていきたい。海外には、妊娠や出産を経て競技に出ているオリンピック選手がたくさんいます。体を元の状態に戻していける運動の指導もしていきたいと思っています。また、話は戻りますが、無月経の時期が長く続いてしまうと、今度は不妊の問題になっていくことがあるのです。いざ妊娠し…

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順天堂大学女性スポーツ研究センター

研究の視点から女性アスリートのコンディション管理を支援するため、2014年に設立された。学内と学外から医学とスポーツ健康科学の専門家が参画して女性アスリートを支援する方策や環境整備などを研究している。同年10月には、国内初となる「女性アスリート外来」を東京と千葉にある2か所の順天堂大学付属病院に開設。医師による診療や試合に向けたコンディションづくりのアドバイスなども行っている。センターウェブサイト