孤島の小さな診療所から

小さな島でのイライラ解消法

太田龍一・沖縄県立南部医療センター付属南大東診療所長
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クビワオオコウモリの亜種で、大東諸島(南大東島、北大東島)だけに生息する国の天然記念物、ダイトウオオコウモリです。翼を広げると80cm近くあります。洞窟にすみ昆虫を食べるコウモリと違って、林に棲み、果物を食べるタイプで、子ギツネのようなかわいい顔をしています。環境省のレッドリストで「絶滅危惧IA類」(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)とされています=筆者提供
クビワオオコウモリの亜種で、大東諸島(南大東島、北大東島)だけに生息する国の天然記念物、ダイトウオオコウモリです。翼を広げると80cm近くあります。洞窟にすみ昆虫を食べるコウモリと違って、林に棲み、果物を食べるタイプで、子ギツネのようなかわいい顔をしています。環境省のレッドリストで「絶滅危惧IA類」(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)とされています=筆者提供

毎日イライラしていませんか?

 皆さんも家族、友人、職場の同僚など、日常的な人間関係の中でイライラすることがありますよね? イライラした後のなんとも言えない疲労感は誰しも経験したことがあると思います。

 私自身も正直なことを言うと、患者さんとのやり取りの中でイライラすることが時々あります。患者さんが、一緒に決めた治療方法を守ってくれなかった時、予約時間に診療所に来られず、外来が混んでほかの患者さんに迷惑をかけてしまった時など、原因はいろいろです。毎回、イライラしている自分に残念な気持ちを抱いてしまいますが、どうしても避けられません。

 しかし、こういった感情は、大学や沖縄本島の大きな病院に勤務していたころよりは大きく減っている気がし…

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太田龍一

沖縄県立南部医療センター付属南大東診療所長

おおた・りゅういち 大阪府出身。2004年大阪市立大学医学部入学。同大学卒業後、10年から沖縄県立中部病院プライマリケアコースで研修。13年から現職。人口約1400人の南大東島で唯一の医師として、島民の日常的な健康管理から救急医療までを一手に担う。趣味は読書とランニング。毎年秋に開かれる島の運動会、駅伝大会への参加を目指し、鋭意トレーニング中。