
友達から勧められたダイエット、試してみても、効果がなくて悩んだことはありませんか? 同じ減量、ダイエットでも、効果のあるひと、効果のないひと、かえって逆効果のひと……さまざまですよね。なぜでしょうか? そんな疑問に一石を投じる論文を、イスラエルのワイツマン科学研究所の研究者らが、2015年11月号の米医学誌「Cell」に報告しました。なんと、ヘルシーな食べ物は、人それぞれ違うというのです。
参考URL:http://www.cell.com/abstract/S0092-8674(15)01481-6
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大西睦子
内科医
おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。
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