看護師さんの提案で始めた南大東診療所の朝会です。お互いの仕事の予定や抱えている問題点だけでなく、診療所を運営するうえでの小さな気付きを共有しています=筆者提供
看護師さんの提案で始めた南大東診療所の朝会です。お互いの仕事の予定や抱えている問題点だけでなく、診療所を運営するうえでの小さな気付きを共有しています=筆者提供

 皆さんの朝の仕事は、何から始まりますか? 当診療所は、清掃からです。机の拭き掃除や床のほうきがけなどスタッフで分担して行い、そのまま診療開始という流れでした。先日、看護師さんから提案があり、「朝会」をやろうということになりました。朝会とは、診療所スタッフが集まって朝のあいさつに始まり、その日の行事や、各スタッフの持っている疑問などを共有する場です。研修生や来訪者がある場合はその情報も周知します。いわゆる一般的な企業で行われている朝礼みたいなものです。

 朝会を始めることでとても仕事がしやすくなりました。まず毎日のお互いの予定を確認することによって、だぶりなく効率的に仕事ができるようになりました。お互いがどんなことをやっているかを把握しているため、急な用事が入った場合でもすぐに助け合いながら仕事を進めることができるようになりました。

 また一つの区切りができるため、気持ちを入れ替えて診療に挑むことができます。今までは朝あいさつして清掃し、そのまま流れで診療が始まっていたのに比べると、「今から診療をはじめるぞ」という意気込みをもって仕事を始めることができる気がします。

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太田龍一

沖縄県立南部医療センター付属南大東診療所長

おおた・りゅういち 大阪府出身。2004年大阪市立大学医学部入学。同大学卒業後、10年から沖縄県立中部病院プライマリケアコースで研修。13年から現職。人口約1400人の南大東島で唯一の医師として、島民の日常的な健康管理から救急医療までを一手に担う。趣味は読書とランニング。毎年秋に開かれる島の運動会、駅伝大会への参加を目指し、鋭意トレーニング中。