脳と心の再生カンファレンス

口の端からお茶がこぼれてしまう…顔面神経まひかも

工藤千秋・くどうちあき脳神経外科クリニック院長
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 顔に表れる症状は、それによる苦痛や不都合だけでなく外見にも影響するので、心理的にも大きな負担になります。顔面痙攣(けいれん)、顔面神経痛に続く「顔に表れる症状」第3弾として、顔面神経まひを紹介します。早く治療を始めるほど治りやすいので、症状に気づいたらすぐに脳外科・神経内科などを受診しましょう。

耳の後ろに痛みを感じていたら可能性大

 ある日突然、コーヒーを飲もうとしたら片方の口の端からこぼれてしまった、歯磨きの際に口をゆすごうとしたら、含んだ水がピューッと口から噴き出した……。こんな症状があったら、顔面神経まひが疑われます。その症状の1週間ほど前に耳の後ろの骨のあたりに痛みや違和感があったり、風邪気味だったりしたなら、その可能性はより高くなります。

 顔面神経まひは大きく二つに分けられます。

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工藤千秋

くどうちあき脳神経外科クリニック院長

くどう・ちあき 1958年長野県下諏訪町生まれ。英国バーミンガム大学、労働福祉事業団東京労災病院脳神経外科、鹿児島市立病院脳疾患救命救急センターなどで脳神経外科を学ぶ。89年、東京労災病院脳神経外科に勤務。同科副部長を務める。01年、東京都大田区に「くどうちあき脳神経外科クリニック」を開院。脳神経外科専門医であるとともに、認知症、高次脳機能障害、パーキンソン病、痛みの治療に情熱を傾け、心に迫る医療を施すことを信条とする。 漢方薬処方にも精通し、日本アロマセラピー学会認定医でもある。著書に「エビデンスに基づく認知症 補完療法へのアプローチ」(ぱーそん書房)、「サプリが命を躍動させるとき あきらめない!その頭痛とかくれ貧血」(文芸社)、「脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング」(サンマーク出版)など。