足のクリニック in 医療プレミア

外反母趾が起きる本当の理由

桑原靖・足のクリニック 表参道院長
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 今回はまず、皆さんに1枚の写真(写真1)を見ていただきたいと思います。

 足の親ゆびが人さしゆび側に大きく曲がり、中ゆびにくっついてしまっています(注)。その影響で人さしゆびは地面に着くことができず、大きく浮き上がってしまっています。初めて見る人は「これは一体何の病気だ!?」と驚くかもしれません。

 これは、皆さんよくご存じの「外反母趾(ぼし)」が進行した状態です。親ゆびの付け根、そして人さしゆびの付け根の関節はともに完全に脱臼していて、ゆびを動かすこともままなりません。この状態に至ると痛みはほとんどないのですが、足が大きく変形しているため、普通の靴を履くのはかなり困難です。

 ここまで進行した状態になるのは、長年外反母趾を治療せず放置した60代以上の高齢者の方がほとんどです…

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桑原靖

足のクリニック 表参道院長

くわはら・やすし 2004年、埼玉医科大学医学部形成外科卒業。足に対する悩みを持つ方が多いにも関わらず、足を専門的に診る医療機関はほとんどないという状況に疑問を持ち、2013年、東京・表参道に日本初の足の症状・疾病に特化した「足のクリニック 表参道」(2017年7月に名称変更)を開設。