からだと病の歳時記

2月は体温を上げて感染症対策を

加藤士郎・野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授
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 2月は空気が乾燥する一方、寒さで体の抵抗力が低下することから、ウイルスや細菌による感染症の流行が本格化してきます。受験シーズンの最中でもあり、受験生のいるご家庭では、家族が一丸となって感染症対策に取り組むことが大切です。

食事や運動で抵抗力を高める

 さまざまな感染症が流行するこの時期、特に注意したいのがノロウイルス感染症です。ウイルスに汚染された食べ物で感染するほか、吐瀉(としゃ)物から舞い上がる飛沫(ひまつ)からの吸入など、さまざまな感染ルートがあります。風邪やインフルエンザと違い、マスクだけでは効果があまり期待できません。手に付着したウイルスを取り除くためには手洗いが効果的です。うがいも一定の効果が期待できますので、外出先から帰ってきたら励行しましょう。

 ご家庭での調理ではまな板の消毒など、衛生管理に気を配りましょう。ノロウイルスを取り込みやすい二枚貝…

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加藤士郎

野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授

かとう・しろう 1982年獨協医科大学卒後、同大第1内科(現心臓・血管内科)入局。88年、同大第1内科大学院卒。第1内科講師、宇都宮東病院副院長などを経て、09年野木病院副院長、筑波大学非常勤講師。同年、筑波大学付属病院総合診療科に漢方外来開設。10年筑波大学付属病院臨床教授。筑波大学付属病院で漢方外来に従事するととともに、主に学生、研修医を対象に漢方の教育活動を行っている。編著に「臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!」(中山書店)。医学博士、日本内科学会認定医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本老年医学会専門医・指導医など。