病気が逃げ出すサプリ指南

がんの再発を防ぐにはサプリよりも食事

丁宗鐵・日本薬科大学学長
  • 文字
  • 印刷

 手術でがんを切除してもう安心、と思っていたら「再発」。がん体験者から、このような話をよく聞きます。早期発見・早期治療でよくなっても、がんという病気には「再発」という不安がつきまといます。再発させないためには、どうしたらいいのか。がんと食べ物は関わりがあるのでしょうか。

がんは、なぜ再発するのか

 がんの再発には、転移する場合と新たにできる場合があります。たとえば、片側の乳房に乳がんが見つかって、手術でがんを切除したとしましょう。治ったと思っていたら、今度は反対側の乳房に再発することがあります。このような場合、転移とみなされることがありますが、それはありえないと私は思います。

 がんの原発巣には、多数のがんの抗原が集まり、体の防御機能である免疫は、それを認識して抑え込もうと必…

この記事は有料記事です。

残り1314文字(全文1653文字)

丁宗鐵

日本薬科大学学長

てい・むねてつ 1947年東京生まれ。医学博士。横浜市立大学医学部卒業。同大学大学院医学研究科修了。79年から81年まで米国スローン・ケタリングがん研究所に客員研究員として留学。日本東洋医学会漢方専門医・指導医。北里大学・東洋医学総合研究所研究部門長、東京大学大学院客員教授、東京女子医科大学特任教授を経て現在、日本薬科大学学長、百済診療所院長。近年の著書に「丁先生、漢方って、おもしろいです。」(朝日新聞出版)、「病気がイヤがる暮し方 江戸式健康心得」(春秋社)、「ガンが逃げ出す漢方力」(ヴィレッジブックス)など。