運動で五十肩を早期改善する【前編】

 中年に多い五十肩。放置しておいても大丈夫といわれますが、そうともいえません。五十肩と思っていたら「腱板(けんばん)断裂」だったというケースも、少なからずあるからです。五十肩の原因や診断のポイントについて紹介します。

痛みの原因は不明

 五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」です。肩関節が硬くなって正常に動かなくなり、痛みなどが起こるもののうち、骨折や脱臼、あとで詳しく説明する腱板断裂といった明らかな原因がみられないものをいいます。

 五十肩という名称は発症年齢が50代に多いからであり、四十肩と呼ぶこともあります。ただし、実態調査が…

この記事は有料記事です。

残り831文字(全文1112文字)

銅冶英雄

お茶の水整形外科機能リハビリテーションクリニック院長

どうや・ひでお 1994年日本医科大学卒業後、千葉大学付属病院、成田赤十字病院、国立がんセンター中央病院、千葉県立こども病院、千葉リハビリテーションセンターなどで勤務。豪州ベッドブルック脊椎ユニット留学などを経て、2010年、お茶の水整形外科機能リハビリテーションクリニック(東京都)を開院。その間、04年には国際腰椎学会日本支部賞、05年には国際腰椎学会・学会賞を受賞した。20歳の頃からぎっくり腰を繰り返し、腰痛がくせになっていた体験を生かし、運動療法、靴、栄養療法を組み合わせて体の痛みを根本的に取る治療法を考案してきた。医学博士、米国公認足装具士。著書に「腰の脊柱管狭窄症が革新的自力療法痛みナビ体操で治った!」(わかさ出版)、「頸椎症を自分で治す!」(主婦の友社)、「腰・首・肩の激痛がみるみる消える!奇跡の自力療法『背中ほぐし体操』」(宝島社)など多数。