病気を知る新・真健康論

血圧に「上」と「下」があるのはなぜ?

當瀬規嗣 / 札幌医科大学教授

 昨今、家電量販店などをのぞくと、手軽に使うことができる自動血圧計が売られています。病院へ行かずとも自分の血圧を知ることができるようになりました。どうしてこうなったのかというと、健康のために血圧を気にする人がたくさんおられるからです。

 特に中高年で気にされている人が多いですが、高血圧は心筋梗塞(こうそく)などにつながる動脈硬化を疑わせる状態だからでしょう。健康状態を知る上で、血圧は体温と並ぶ身近な存在になりました。

 血圧とは血管の壁にかかる圧力で、通常は動脈の中の圧力をさします。圧力が生じる一番の原因は、心臓の力…

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當瀬規嗣

當瀬規嗣

札幌医科大学教授

とうせ・のりつぐ 1984年北海道大医学部卒、88年北海道大学大学院修了、医学博士。北海道大医学部助手、札幌医科大医学部助教授、米シンシナティ大助教授を経て、98年札幌医科大医学部教授(細胞生理学講座)に就任。2006~10年、同医学部長。医学部長就任時は47歳。全国に医学部は国公私立合わせて80あるが、最年少の学部長。「40代は驚きで、加速し始めた医学部改革の象徴」と話題になった。専門は生理学・薬理学で、心拍動開始の起源を探求している。

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