開眼!ヘルシーアイ講座

肩こりと頭痛の原因になるまぶたの下がり

三木恵美子・南青山アイクリニック医師
  • 文字
  • 印刷

 年齢を重ねて「目が細くなった」「まぶたが開きにくくなった」と感じている人は多いかもしれません。鏡でチェックしてみて、まぶたが瞳孔(黒目の中心の黒い部分)の上まで上がらなかったら、「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の状態です。放置していると、肩こりや頭痛の症状がひどくなってしまうことも。南青山アイクリニック(東京都)の三木恵美子医師に、治療のポイントなどを聞きました。【聞き手=編集部・中村好見】

 自分が眼瞼下垂かどうか気になったら、鏡で顔を正面から見てください。上まぶたで角膜(黒目)の中心から上が半分以上隠れていたら、眼瞼下垂かもしれません。このとき、おでこの筋肉に力を入れて眉毛を上げ、まぶたを引き上げていないかもチェックしてください。眼瞼下垂になると視野が狭くなって見づらくなるので、無意識のうちにおでこに力を入れてまぶたを開こうとしてしわが寄ってしまいます。この症状が進むと、肩こりや頭痛がひどくなってしまうことも。また、目がきちんと開かないために「何だか眠そう」と他人に指摘されることもあります。

 眼瞼下垂は主に生まれつきの「先天性眼瞼下垂」▽加齢や環境、病気などで後天的にまぶたが下がってきた「後天性眼瞼下垂」▽一見、眼瞼下垂のようであるがそうではない「偽眼瞼下垂」--に分けられます。この中で最も多く見られるのが、後天性の眼瞼下垂です。

この記事は有料記事です。

残り1471文字(全文2046文字)

三木恵美子

南青山アイクリニック医師

みき・えみこ 東京医科大学卒業後、慶應義塾大学眼科学教室に入局。コロンビア大学留学後、永寿総合病院眼科部長を経て、南青山アイクリニック勤務。豊かな経験から繊細な手技を必要とする白内障手術をはじめ、斜視や眼瞼下垂、ドライアイ治療など、多岐にわたる眼の治療を担っている。