からだと病の歳時記

漢方併用で花粉症薬の効果アップ

加藤士郎・野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授
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 3月はスギ花粉の飛散がピークをむかえます。スギ花粉症の薬物治療では、抗ヒスタミン薬を中心とした西洋薬が中心となりますが、症状が抑えられない時は漢方薬を一緒に使うと効果がアップします。

悪化してからでは薬が効きにくい

 今年もスギ花粉のシーズン本番となりました。スギ花粉症の皆さんは準備万全でしょうか? 近年、スギ花粉症では「初期療法」が広く知られるようになりました。花粉症の症状が出る前から抗ヒスタミン薬を中心としたお薬を服用し、薬が必要でなくなるまで続ける方法で、症状を軽くすませることができます。

 一方、悪化してから薬を飲むとなかなか効きません。重い花粉症の患者さんでは症状が抑えられないケースも…

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加藤士郎

野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授

かとう・しろう 1982年獨協医科大学卒後、同大第1内科(現心臓・血管内科)入局。88年、同大第1内科大学院卒。第1内科講師、宇都宮東病院副院長などを経て、09年野木病院副院長、筑波大学非常勤講師。同年、筑波大学付属病院総合診療科に漢方外来開設。10年筑波大学付属病院臨床教授。筑波大学付属病院で漢方外来に従事するととともに、主に学生、研修医を対象に漢方の教育活動を行っている。編著に「臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!」(中山書店)。医学博士、日本内科学会認定医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本老年医学会専門医・指導医など。