
口の中は唾液によって常に潤っています。ところが、何らかの原因で唾液の分泌が悪くなり乾燥してくると、さまざまなトラブルが発生します。
ふだんあまり意識しませんが、唾液はとても重要な働きを担っています。ひとつに口の中や喉の水分補給です。唾液が喉を潤し舌の動きを滑らかにすることで、私たちはスムーズに話したり、ものを飲み込んだりできます。また、食べ物のカスなどを流し込んで口の中の掃除をしています。
次に雑菌の繁殖を抑える働きがあります。リゾチーム、ラクトフェリン、免疫グロブリンなど抗菌作用のある成分が、口の中に雑菌が繁殖するのを防ぎ、口臭や口腔(こうくう)感染症にならないよう守っています。また、消化酵素の働きによって、食べたものが効率よく消化・吸収されているのです。
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