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合併症や変形のリスクも?! 失ったふくらみを取り戻す乳房再建

福島安紀・医療ライター
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 乳がんの手術で失った胸のふくらみを取り戻す乳房再建。人工乳房(インプラント)を使った方法が2013年に保険適用になって以来、再建が受けやすくなった。ところが、不慣れな医療機関にも乳房再建が急速に広がったためにトラブルも起きている。「これからの乳房再建BOOK」(主婦の友インフォス情報社)などの著書があるブレストサージャリークリニック(東京都港区)院長の岩平佳子さんに、その現状と再建を受ける医療機関の選び方を聞いた。

 「これから結婚したいので」「孫とお風呂に入りたいから」「温泉に入るときに抵抗感を持ちたくない」−−。動機はさまざまだが、20代から70代くらいまで、乳がん治療後に乳房再建を受ける人は年齢を問わず増えている。

 乳房再建と一口に言ってもその方法は一つではなく、時期、術式にはいくつか種類がある。まず、時期には乳がんの手術と同時、あるいは術後の二つの選択肢がある。

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福島安紀

医療ライター

ふくしま・あき 1967年生まれ。90年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に取材・執筆活動を行う。社会福祉士。著書に「がん、脳卒中、心臓病 三大病死亡 衝撃の地域格差」(中央公論新社、共著)、「病院がまるごとやさしくわかる本」(秀和システム)など。興味のあるテーマは、がん医療、当事者活動、医療費、認知症、心臓病、脳疾患。