
沖縄県の離島診療所は、定期的に医師が代わります。そのたびに患者さんは一から新しい医師との信頼関係を構築していく必要があり、不自由を感じておられます。そして診療所の側でも、医師によって診療スタイルが異なるため、医師の交代のたびに運営システム自体が変化することがあります。そのため医療界には、離島に赴任したら前任医の行っていた医療をそのまま引き継ぎ、大きな変化を起こさずに働いていくことをよしとする考えがあります。私も初めはそのように考え、波風を立てずに従来、診療所で行われていた医療をそのままやっていくつもりでした。
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