からだと病の歳時記

冷え対策&体調の管理で「チェンジ」に備えよう

加藤士郎・野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授
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 4月は徐々に暖かくなってくる一方、花冷えといわれるように、急に温度が低下する日もあります。この時期は冷えに注意するとともに、来る5月からの季節変化に備えて、自律神経を整えることが大切です。

 新年度のスタートとなる4月、多忙な日々を過ごしている方も多いことでしょう。この時期、不調を起こしやすいのは冷え性の方たちです。冷えると血流が悪化し、全身の代謝が悪くなります。漢方医学では冷えにより余分な水分が蓄積され、頭痛やめまい、疲労感などの不調が起こりやすいとされています。抵抗力が落ち、風邪をひきやすいのも冷え性の人です。また、前回お話ししたように、花粉症などのアレルギーが悪化しやすい傾向もあります。

 4月は、日中は暖かくても夜になって気温が急激に下がる日が珍しくありません。薄着でお花見をしていたら、夜、寒くてこごえそうになった、ということがないように、服装などは温度調整がしやすいものを選びましょう。冷たい飲み物を避け、体が温まる食材(根菜類や白菜、ネギなど)を意識的に取ることも大切です。

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加藤士郎

野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授

かとう・しろう 1982年獨協医科大学卒後、同大第1内科(現心臓・血管内科)入局。88年、同大第1内科大学院卒。第1内科講師、宇都宮東病院副院長などを経て、09年野木病院副院長、筑波大学非常勤講師。同年、筑波大学付属病院総合診療科に漢方外来開設。10年筑波大学付属病院臨床教授。筑波大学付属病院で漢方外来に従事するととともに、主に学生、研修医を対象に漢方の教育活動を行っている。編著に「臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!」(中山書店)。医学博士、日本内科学会認定医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本老年医学会専門医・指導医など。