医療プレミア特集

2人に1人が「がん」で亡くなる「多死社会」に向けて

西田佐保子・毎日新聞 デジタルメディア局
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ケアタウン小平クリニック院長・山崎章郎さん
ケアタウン小平クリニック院長・山崎章郎さん

 地域に根ざしたコミュニティーをベースに、医療や介護などのサービスを提供するケアタウン小平(東京都小平市)。中核となるスタッフ6人の連続インタビューの最終回です。前回に引き続き、ケアタウン小平の設立にかかわった、ケアタウン小平クリニック院長の山崎章郎さんに、地域包括ケアシステムの問題点や今後の活動について伺いました。

 −−ケアタウン小平は国が進める地域包括ケアシステムの先駆的取り組みだと言われています。このシステムについてどう考えておられますか。

 2025年に迎える超高齢化社会は、たくさんの人が亡くなる“多死社会”とほぼ同義です。そんな社会に備えて医療と介護が取り組む仕組み作りの一つですね。日本全国で亡くなった人は、14年には年間約130万人ですが、25年には約160万人になります。現在、約8割の人が病院で亡くなっていますが、国はその受け皿となる病床を減らし、在宅での医療・介護へシフトさせようとしています。するといずれ介護老人保健施設や在…

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西田佐保子

毎日新聞 デジタルメディア局

にしだ・さほこ 1974年東京生まれ。 2014年11月、デジタルメディア局に配属。 興味のあるテーマ:認知症、予防医療、ターミナルケア。